臆病者の不器用な生き様




 とりあえず君の声だけは聞けるように 目と口だけ隠しておく
 この目は 君を見下してしまうから
 この口は 君を傷つけてしまうから
 耳だけは 君を傷つけることはない
 だから とりあえず 耳だけは隠さないでいようとおもう


 生きていたい 死にたくない 生きたくない 死にたい 生きたい 殺して

 
 君は泣きじゃくる子供のよう
 でも 僕には君を慰める言葉を紡ぐ口も 君のそんな姿を写す目も閉ざして
 ただ言葉に耳を傾ける
 これは拒絶じゃない
 だって僕には君が何を望んでいるのかわからない 手を伸ばしていいのか 干渉すればいいのか
 その傷ついた心をさらに傷つけてしまうんじゃないか と心配なんだ
 
 
 そう 僕は逃げてるんだ
 泣きじゃくる傷ついた君を向き合うことが
 僕の言葉がどこまで届くのか 僕にはわからないから
 僕の助けが必要ですか?僕が必要ですか?
 無力で非力で 臆病で卑怯で狡猾で 自分ばかり優先する利己的な人間で 最低最悪な僕を
 こんな僕の助けを求めてくれるんですか?


 アナタを助けたい なんて驕りは言わない
 アナタが僕に言葉を 愚痴を弱みを汚く醜くそれでも本当の言葉を 言って
 それでアナタが少しでも楽になるなら
 生きていることが少しでも楽になるなら
 僕はアナタの全てを受容しよう
 僕の言葉が必要なら
 飾り立てた少し奇麗事に近い言葉でもいいなら
 紡ぐから
 その中にあるほんの少しのホントウをどうか見抜いて


 弱くてごめんね
 どこまで僕に許されるのかわからない
 君をアナタを拒絶したいわけじゃない
 壁を隔てて傷つけたいわけではない
 

 不器用な生き方だけしかできない
 弱音を叫ぶことも 大好きだと誰かに言うことも とても戸惑うから
 隠してでしか生きていけない
 

 想われるとか 大切にされるとか 大好きだと言ってもらうことなんて
 僕には勿体無い
 そんなこと想われる資格も権利もなにもない
 ナニモナイ
 だから いいよ
 離れたかったら 離れていって
 僕の傍にいることが苦しくて悲しいなら そんな思いをしてまで傍にいないで
 その笑顔を無くさないで


 君が離れていったら そりゃ平気じゃないさ
 でも でも でも
 君がソレを望むなら仕方ないよ
 と 言い聞かせて諦めるから


 生きていたい 死にたくない 生きたくない 死にたい 生きたい 殺して
 殺して 解放して 死にたいの お願い ねぇ 助けて

 
 暗闇の中手探りで探すから 
 必要なら僕の手を掴んで 弱くでも僕はわかるから
 そうしたら近くに行って抱き締めて この目と口を覆う布を取って

 
 君と向き合うから

















これ打ってる時
微妙に泣きかけた



 


                                                                                          (c)POT di nerezza A.Y I.A H.K  
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