独りの両手は失望絶望









 闇の中一人たたずむ孤独の淵
 周りは真っ暗 私は白く儚くて
 今にも消えてしまいそう

 未来?希望?望み?願い?
 そんなものとうにこの手から滑り落ちたわ
 掬い上げた砂が流れ落ちるように
 残った数粒の砂なんてなんの意味を持つの?

 意味なんて ないじゃない

 暗く沈んだ闇の底
 誰も犯せない私の絶対領域
 踏み込んだが最後
 貴方も私の闇と同化する

 嫌なら 近づかないでよ 触れないで 消えてしまって

 闇の中 見えるは自分の両手だけ
 貴方を突き放し 貴方を求める この手だけ
 いっそ切り落としてしまいたい
 求めることも 拒絶することも なにもできないように

 独りきりの闇

 そこにあるのは失望という独り

 そこにあるのは絶望という光















                                                                                          (c)POT di nerezza A.Y I.A H.K  
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送