君が愛しい。
キョンくん、君が…
古泉一樹ストーカー日記
僕は古泉一樹。
キョン君に恋する男子です。
とは言いましても、僕の片思いなんですが、ね。
何といっても彼は、朝比奈みくる、涼宮ハルヒ、長門有希ばかりを気にかけて、僕のことはどうやら「変態」としか見てくれていないようです。
残念なことです。
僕は最近、ずっと彼のことを観察しています。
ついでに、一通り調べてみました。
とりあえず、朝家から出る時間、平均帰宅時間はしっかり把握しています。
また、家族構成、好みの食べ物等は…まぁ、知っていて当然ですね。
そんなもの、調べるまでもありません。
寝る時間、下着の色、そのローテーション、私服の枚数などは調べて初めて知りました。
なかなか興味深い結果でしたが、ここでは教えません。
さて、時刻はそろそろ丑三つ時…これから、少し神社に行ってきます。
理由?
そんなもの…丑の刻参りに決まってるじゃないですか。
涼宮ハルヒと朝比奈みくる、それに長門有希の写真なんて、簡単に手に入りますからね。
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さて、ただいま帰りました。
続きを書きましょうか。
…まったくキョン君はどうしてあんな厄介な少女を好きになったのでしょうね。
まぁ、彼女のおかげでキョン君と知り合いになれたので、その点では感謝していますが…。
話を戻しましょう。
まぁ、キョン君に恋している僕としては、キョン君ごのみの男になるべく、日々奮闘しています。
以前、ポニーテール萌え、といっていましたが(事実かどうかはともかく、です。)僕の髪の長さでは…少し無理です。
超能力で髪を伸ばそうと努力はしましたが、やっぱり無理でした。
スクール水着で迫ったときは完全に引かれてしまいましたし…(スクール水着は好みだと聞いたのですが…)
こまりましたね、キョン君は意外と好みにうるさいタイプのようです。
前途多難、というところでしょうか。
…どうしたら彼を手に入れることができるのでしょう。
僕が男だから、というのはこの際、愛でカバーできる問題です。
やはり、アプローチの仕方が甘いのかもしれませんね。
これは、新たな発見です。
今後検討する必要がでてきました。
うむ、やはり、こうやって文章にすると、改善点その他が出てきて、なかなか参考になります。
これはいい。
これからも続けていきましょうか。
さて、今日はこの辺にしておきましょう。
では、また明日。
「…ん?」
なんだこれ、とキョンは一冊のノートを手にとった。
机の上に無造作におかれたそれは、気持ち悪いほど、ハートで装飾されている。
タイトルには『古泉一樹、愛の日記』と記されていたらしいが、それに一本線が(しかも黒マッキー)ひかれ『古泉一樹ストーカー日記』とハルヒの字で直されている。
「…うわ…」
思い切り嫌な顔をして、とりあえずそのノート開く。
そこにはもちろん、古泉の字で、キョンへの愛、キョンの私生活、そしてSOS団の女子に対する恨み言がびっしりと書き込まれていた。
「………(鳥肌)」
「おや、どうしたんですか?キョン君、顔色が悪いですよ?…おや、そのノートは…」
突如後ろに現れた古泉はキョンの手にあるノートを覗き込み、それが自分のストーカー日記であることに気づくと、ポッと頬染めた。
「……見て…しまったんですか…///」
「顔を赤らめるな!!!!気色悪い!そして、このノートを今すぐ焼却処分しろぉぉぉぉ!!!!!」
その後、古泉ストーカー日記はキョンの手によって一ページも余さず灰にされ、二度と人目につくことはなかった。
しかし、古泉の部屋には「古泉一樹、愛の日記vol.2」や「古泉一樹、愛の日記vol.3」など続編がまだ大量に残っていることを、キョンはしらない。
END?
あとがき。
BGMは「まっがーれ↓スペクタクル」です。
最近古キョンが熱いです。
古泉くんが気持ち悪くて大好きです。
まじに結婚したいです。
んで、まっがーれ↓聞いてたら、突発で書きたくなって、書き始めて、25分で書き上げたという快挙。
俺、すごい。
がんばった。
最近またスランプ気味なので(スランプじゃないときのほうが少ない気がする。)リハビリのつもりだったんですが、あまりにもきもすぎました。
すいませんでした。
とりあえず、私は悪くありません。
悪いのは古泉です。←
以上でした。
「まっがーれ!!!」
(c)POT di nerezza A.Y I.A H.K