命令違反。

この戦いに負けるわけにはいかない。 我が主君、ルヴァイドさまのためにも。 僕自身のためにも。 もちろん、ぜルフィルドのためにだって。 きっとこの戦いですべてが終わるんだ。 ―――でも……負けてしまった。 だけど彼らは僕たちを殺さなかった。 代わりに恐ろしい話を教えてくれた。 「デグレアはすでに悪魔の手に堕ちた。」 許せなかった。 悔しかった。 申し訳なかった。 今まで僕達がしてきたことはいったいなんだったというのだろう? ルヴァイドさまも同じ気持ちだったに違いない。 そしてレイムの言葉でルヴァイドさまは行ってしまった。 「貴方の父親を殺したのは自分だ」 雄たけびを上げてルヴァイドさまは行った。 そして…三人の悪魔の召喚術を受けた。 真っ赤な血がほとばしって。 ルヴァイドさまの口からそれは溢れて。 僕に最期の命令をした。 「逃げろ」と。 そしてルヴァイド様は逝ってしまった。 僕を置いて。 ――――――申し訳ありません。ルヴァイド様。僕は命令に従うことはできませんでした。 涙が溢れてきて、頭の中が真っ白になった。 勝てないのなんてわかりきっていた。 でも……僕はいってしまった。 あの方の最期の命令に背いてしまった。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 槍をまっすぐ持って相手に突っ込む。 敵うはずはなかった。 「忠犬」とレイムは言った。 それでもいい。 貴方がいないのに生きる意味なんて皆無。 命令違反を許してください。 ルヴァイドさま。 今、貴方のお傍に参ります。 だから… 向こうでたくさんしかってください。 いつまでも貴方のそばに…… あとがき。。。 すみません!! なんか色々! イオス死亡ルートは実際行きました。 もぉ。号泣でした。 藍薙はゲームが下手なので…。 いかがだったでしょうか。 私の文才ではこれが精一杯です。 すみません。 これからもっと修行します。 でわ。 皆様の心に少しでも残るような作品をかけますように。 藍薙 維麻。 (c)POT di nerezza A.Y I.A H.K
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